第4回HiDEP21 実施報告(720日)

 

日時:2021年7月20日(火)18:30~20:30

会場:オンライン(Zoomミーティング)

講師:

牧 兼充 先生 (早稲田大学ビジネススクール 准教授/カリフォルニア大学 サンディエゴ校 客員助教授)

辻 紗都子先生( 早稲田大学ビジネススクール・修士課程)

内容:ケースディスカッション「IDEOの製品開発」

 

今回は牧先生と辻先生に「IDEOの製品開発」を題材にケースディスカッションを実施していただきました。

このセッションの目的は、IDEOのイノベーションを生み出す仕組み、IDEOの製品開発プロセス及び既存プロセスとの違いを理解し、IDEOが活用している手法を使いこなせるようになることです。

 

受講生はまずは事前課題「IDEOの製品戦略」に対する回答を二人ずつに分かれたチームでお互いに紹介、議論しました。続いて、IDEOにおける対応策の検討やデザイン・プロセスについて、ビデオを見て分析、発表、議論を行うことで、様々な訓練を行いました。

これらセッションのまとめとして、下記、「IDEOのイノベーションシステムから学べること」が牧先生より紹介されました。

 

  • 迅速にプロトタイプを作製し繰り返す

- プロトタイプによる実験により、アイディアやコンセプトを改善するために必要なフィードバックをより早く得ることができるようになる。

 

  • 初期段階の情報を活用する

-初期段階で問題を解決することは、安価でかつ短い時間で行うことができる。

-情報の価値は、製品開発の初期段階が最も高い。

 

  • より早くより頻繁に「失敗」(“failure”)を重ねるが、「間違い」(“mistake”)は防ぐ

-「失敗」: 実験の一部。そこから学べる。

-「間違い」: ただのミス。何も学べない。

-開発プロセスの初期に発生する「失敗」を受け入れる。

-「間違い」は新たな情報をほとんど得られず価値を生み出さないので防ぐ。

 

 

最後に、今回の授業で学んだこと(Takeaway)の発表を行いました。これにより、受講者は自らが学んだことの整理とともに、他のメンバーの学びの内容を知ることができ、さらに理解が深まったと思います。

 

以上

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