日時:2024年10月24日(木)18:00-19:30

会場:オンライン(Zoomミーティング)

対象:オープン(学内外の学生、研究者、企業の方など)

講師:原 陽介 先生

   株式会社ヘルスケアビジネス総合研究所 代表取締役

   株式会社ライフトゥデイ 代表取締役

   神戸大学大学院医療創成工学専攻 特命准教授

   東北大学大学院医工学研究科 非常勤講師

   東北大学病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 非常勤医師

   ジャパンバイオデザイン アシスタントファカルティ

タイトル:デザイン思考で革新する大学発医療機器開発

     -日本の強みを活かした戦略的アプローチ-

医療機器開発の最新事情について、以下の3つのポイントを中心に解説していただきました。

1.日本の医療機器開発環境の現状

・治療機器の輸入超過

・ジャパンパッシングの状況

・大学発事業化案件創出が必要、デザイン思考アプローチ

 が注目される

2.大学発イノベーションとデザイン思考

・デザイン思考は非デザイナーが問題解決するときに活用

 する思考法

・ソリューションを考えるよりもニーズを正確に定義する

 ことが重視される

・医療機器開発では研究開発課題の再定義がカギとなる

3.医療機器事業化へのロードマップ

・その開発案件がスタートアップに向いているかどうか、

 まずロードマップを考える

・デザイン思考を活用し、事業コンセプトの解像度をアッ

 プさせながら事業化へと向かう

・All-for-one。一人で考えずに他人の手を借り、知恵を借

 りることが長く続けるために非常に重要。

Q&Aセッションでは、ニーズの発見方法やスタートアップ設立のタイミング、進め方に関する質問があり、それぞれに対して丁寧にご回答いただきました。

本日は限られた時間の中で、大学主導による医療機器開発の最新アプローチや、日本企業が国際市場で競争力を保つための戦略、さらにデザイン思考を核とした革新的な開発プロセスについて、非常に丁寧かつ分かりやすいご説明をいただき、たいへん有意義な講演会となりました。改めて、原先生に心より感謝申し上げます。

                        以上

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