5/21(月)、京都大学医学部附属病院にて、肝胆膵・移植外科の手術を見学させていただきました。

最初に、お世話していただく高折恭一先生(肝胆膵・移植外科 特定准教授)からご挨拶があり、続いて田浦康二郎先生(肝胆膵・移植外科/小児科 講師)に手術内容について概要をご説明いただきました。手術内容は、硬性内視鏡による腹腔鏡下での肝がんの切除です。

その後、手術着に着替え、手術見学へ。参加者は7名。1時間ほど見学させていただき、一旦会議室に戻り休憩。それまでの内容について質疑応答。手術の進捗状況を見計らって、再び手術見学へ。合計2時間ほど、見学させていただきました。

見学終了後、振り返りの時間を取っていただき、受講生からの質問にご回答いただきました。ほとんどの受講生が外科手術を目近で見学するのは初めての経験で、質問が尽きません。結構な数の質問が出てきましたが、1つ1つご丁寧にお答えいただきました。

受講生からの感想、気付きは以下です。

●開腹手術と腹腔鏡手術のメリット・デメリットを教えて頂いた。腹腔鏡手術の方が低侵襲だが、難易度が高い。

●手術は50症例程度執刀して一人前になれる。

●私(高折先生)が考える最良の手術は、短時間で、出血が少なく、しなければならないことがちゃんとできている手術。無駄が一切無い。

●事前に検査してシミュレーションしても、実際に開けてみないと分からない部分がたくさんある。

●ICG(indocyanine green)で患部を可視化する技術に驚き、またそれがとても役立っている様子に、医療機器メーカーとして目指すべき成功例を学ぶことができた。

●収益の観点からの手術室の稼働率コントロールは、民間病院であれば意識して取り組むべき経営課題であるが、京都大学医学部附属病院は教育機関という役割も担っているため難しい。

 

長時間に渡り、手術見学、質疑応答にご対応いただきました高折先生、また講義をしてくださいました田浦先生、誠にありがとうございました。リアルな手術現場を見学させていただい、たくさんの刺激を受けることができました。

 

HiDEP https://www.ihk.med.kyoto-u.ac.jp/program

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