まずは、行動観察法及びデプスインタビュー技法についてのレクチャーでした。

  • 行動観察はHuman, Machine, Interface(HMI)の5原則を活用することが重要です(身体、頭脳、時間、環境、運用の5つの側面での見方・着眼点で観察する)
  • インタビューの質問は半構造的であるべき(最初に決めた通りに質問するのではなく、対話の流れに応じて臨機応変に質問の変更や追加を行うことで、被験者の自由な反応を引き出すことを重要視する)
  • インテビュアーは場づくり、舵取り、深掘りの3つを心がけるべき
  • より良いデプスインタビューのための10の掟があります
  1. 「何を知るための調査か?」を明確にする
  2. 信頼関係(ラポール)と雰囲気(ムード)を大切にする
  3. 共感と理解の気持ちを持つ。何を言っても反対されない安心感
  4. 被験者を誘導しない
  5. 生活者はニーズを語るプロではない
  6. 被験者に弟子入りしよう
  7. 生活者はうそをつく。そう見られたい自分が語る。
  8. 「なぜ?」を繰り返して質問を掘り下げる
  9. 質問では「過去~現在~未来」を聞く
  10. ユーザーの行動を「ただ単に、見る」。百聞は一見に如かず。

続いて、デプスインタビューの演習を行いました。

用意された課題に対してグループ毎に質問内容の整理・設計を行った後、井登先生自らにインフォーマントになっていただき、インタビューの演習を行いました。さらにその後の振り返りを交えて、以下の各プロセスの考え方や手法について丁寧に解説していただきました。

・知る範囲の内容の設計

・テーマ整理と役割分担

・問いの設計

・インタビュー実施

・価値と意味の抽出技法

以上、井登先生には2回に渡ってご指導をいただき、デザインアプローチの基礎、実践的な手法やコツなど様々なことを学ぶことが出来ました。そろそろ各グループがアイデアを創出・展開する時期に来ていますので、今回教えていただいたことが各作業で直ぐにでも活用出来るものと思います。

 

 

 

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