5/19(土)、イノベーションハブ京都にて、HiDEPの講義がありました。

1つ目の講義は、鈴木孝司先生(公益財団法人医療機器センター 医療機器産業研究所 調査研究室 室長/主任研究員)による「Digital Healthによる新たな価値創出」。内容は以下。

●医療におけるイノベーションとは

●Connected Healthにより生まれる価値
個人の情報が接続されるケース
集団の情報が接続されるケース

●mHealthの医療機器ビジネスでの位置付け

●医療機器プログラムと人工知能の法規制
日本における法規制の概要
現状での人工知能に対する考え方
アメリカでの試験的取り組み
日本での人工知能に対する考え方

●今後の方向性・事業化に向けて

2時間という短い時間ながら、デジタルヘルスについて押さえておくべきポイントをバランス良く、かつ豊富な事例をご紹介いただきながら、分かりやすくご説明いただきました。今、デジタルヘルスは大変注目されている分野で、受講生の関心度も高く、質疑応答では活発なディスカッションがありました。

続いての講義は、若林靖永先生(経営管理大学院 教授/前・大学院長)によるマーケティング。主な内容は以下。

●PEST(Politics、Economy、Society、Technology)分析

●STP(Segmentation、Targeting、Positioning)分析

●4P(Product、Price、Place、Promotion)

●Value Proposition Canvas

●Business Model Canvas

受講生のバックグラウンドは多種多様で、経営系の知識がほとんど無い方(特に、医学研究科の学生)もおられますが、マーケティングに有用なツールについて、古典的なものから新しいものまで分かりやすくご説明いただきました。配布資料無しで、ホワイトボードだけを使い、質疑応答を入れながらのまさにInteractiveな講義でした。「顧客に価値を与えられなければ、ビジネスとして成立し得ない」という言葉が印象に残っています。これから各チーム、徐々に医療機器・サービスのビジネスモデルを構築していきますが、顧客ニーズは何か?ニーズに対して提供できる価値は何か?というポイントを十分に考えて抜いてほしいです。

鈴木先生、若林先生、ご講義、誠にありがとうございました。

 

HiDEP https://www.ihk.med.kyoto-u.ac.jp/program

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