2025.07.08
HiDEP2025を実施しました。
日時:2025年7月5日(土)9:00-12:00、13:00-15:00
①9:00-12:00
講師:
牧 兼充 先生 早稲田大学ビジネススクール 准教授
松田 大 先生 早稲田大学ビジネススクール 修了生
タイトル:デザイン思考(ワークショップ)
会場:オンライン(Zoom)
②13:00-15:00
講師:正林和也 先生
(社)JMPR 代表理事/N.B.Medical(株)代表取締役社長
タイトル:起業家講演
会場:オンライン(Zoom)
今年度は19名の受講生を迎え、約2か月間にわたり、全7回(講義4回・演習3回)を実施いたします。
①牧先生、松田先生ワークショップ
本セッションにおける Community Norm(規範)として以下が示され、受講生はペアに分かれたり、全体での発表を行ったりしながら、さまざまなマインドセット、スキル、およびメソッドを学びました。
• Equity, diversity, inclusion, and belonging
• 新たなチャレンジに対してオープンであること
• イノベーションの可能性を常に探求する姿勢
• ネットワーク志向と互恵主義の重視
• 結果よりもプロセスを重視
• 失敗を恐れず奨励
• ワクワクする「環境」をみんなで創造する
短時間ではありましたが、デザイン思考の手法を一通り経験することができ、日々の問題解決や今後の HiDEP において活用可能な、貴重な知見を得ることができたと感じています。
②正林先生講義
先生は、世界で初めて末梢領域の治療を可能とする脳血管血栓除去デバイスの開発に成功し、スタートアップによる医療機器開発を支援することを目的に、一般社団法人JMPRを設立、複数の医療機器開発スタートアップを支援してこられました。その傍らでN.B. Medicalを創業し、現在もその活動を続けておられます。
今回は、医療機器産業の現状や課題、欧米のスタートアップ・エコシステムの動向、過去の買収事例に加えて、先生ご自身のスタートアップ設立までの経緯、製品開発の過程、JMPR設立の背景や体制について、豊富なご経験に基づく、非常に充実したご講演をいただきました。
Q&Aセッションでは、ピボットの判断基準、必要な人材の選び方、人脈形成の方法、資金調達の考え方、今後参入のチャンスがある分野、挑戦すべき領域、ニーズ発掘の手法など、多岐にわたる質問が寄せられましたが、いずれにも丁寧かつ率直にご回答いただきました。
以上