2019.08.02
HiDEP2019(第3回:7/27)を実施しました。
昨年に続いて井登先生(株インフォバーン、取締役執行役員)をお招きし、「サービスデザインアプローチによるイノベーション発想」についてのレクチャ-及びデザイン思考ワークショップ「The Wallet」を実施していただきました。
●デザイン思考には下記の4つのプロセスがありますが、確固たる方法論があるわけではありません。
・Discover(探索する)
・Define(定義する)
・Develop(形にする)
・Deliver(世の中に出してみる)
重要なのはデザインに対する姿勢・考え方であるとのことで、いくつかのイノベーション事例を交えて、各プロセスで取るべき姿勢・考え方について分かりやすく説明していただきました。
また、イノベーション発想に際して確認するべき重要なポイントを以下のようにお示しいただきました。今後のHiDEP作業ではこれらをしっかり念頭において進めるべきと思います。
・ユーザー自身も自覚していない価値に踏み込めているか?
・生活者の「進化」を後押しするような、新しい習慣として根付く文脈が編み込めているか?
・ニーズだけではなく、企業としてのビジョンが明確か?
・「今」と「これから」の生活者を見ているか?
・すべてのステークフォルダにとってサステイナブルに出来ているか?
●ワークショップでは、「The Wallet Project」を題材に、インタビュ-、アイデア発想、プロトタイプ作成、シェア&フィードバックの各ステップを一通り体験しました。次回以降、実習を交えて探索的な調査手法等についてより深く学んでいくことになりますが、その導入として良い経験になったと思います。