日時:2023年2月22日(水)18:00-19:00

会場:オンライン(Zoomミーティング)

対象:オープン(学内外の学生、研究者、企業の方など)

講師:合田公志郎先生

株式会社MBR 取締役(知財担当)

特許庁委嘱事業 知財戦略デザイナー(鳥取大学担当)

タイトル:「しくじり先生:創薬ベンチャー編」 

ベンチャーを作って失敗しないために ~転ばぬ先の杖~

昨年に続いて、合田先生をお招きし、「しくじり先生:創薬ベンチャー編」と題して、うまく成長していない創薬ベンチャーの事例から学ぶべきことについて、以下に沿って講演を行っていただきました。

・今、なぜベンチャー育成が推奨されるのか:日本経済の競争力強化

・ベンチャーの現実:大学発ベンチャーのIPO成功確率は2%弱

・なぜ、ベンチャーは数年で行き詰まるのか:開発費高騰、技術陳腐化、資金不足、人材不足

・転ばぬ先の杖:研究者からビジネスパーソンになる覚悟、取り巻く環境変化との共進化

・失敗を回避するためのベンチャーを作る前の留意点

・ベンチャーを作った後に運営に失敗しないための留意点

最後に、「ベンチャー企業を設立する場合、自己の欲求に基づいた決定ではなく、事実を客観的に見極めることが重要である」とまとめられました。この事実に基づいて、ベンチャー企業の設立・運営に必要な判断を行い、基盤技術を選択し、人材を選択する必要があります。そして、資金調達に必要な手段を選択し、調達のために行動する必要があります。また、これらを達成するためには、目利きの能力を養うことが重要です。失敗を経験し、複数の視点から観察し、複数の基準で評価し、判断力を磨くことが必要です。

以上、貴重なご経験や示唆に富んだ知見を交えた盛りだくさんな内容について、熱意をもって語っていただきました。今回も、起業を目指す方やベンチャー経営者、新規事業を担う企業の方々にとって貴重な学びの機会であった思います。合田先生、どうもありがとうございました。

以上

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