今回は、京都市および近畿経済産業局からバイオ・ヘルスケア産業創出・育成に関わっておられる担当者の方をお招きし、補助金・助成金を始め、それぞれのベンチャー支援制度について、ご紹介いただきました。

 

・「京都市のベンチャー・中小企業支援」

坂本 りっか(京都市 産業観光局新産業振興室 ライフイノベーション創出支援係長)

 

まずは、歴史・文化・観光都市としてのブランド力を有し、大学のまちでもある京都市の特徴から始まり、ベンチャービジネス振興の歴史についてご説明くださいました。続いて、現在、京都市が提供しているベンチャー振興の取り組みとして、京都市ベンチャー企業目利き委員会、企業立地促進制度による立地支援、インキュベーション施設など、またライフサイエンス分野を対象とした支援策として、京都市ライフイノベーション推進戦略、

京都市ライフイノベーション創出支援センターや、京都市健康長寿産業創出プロジェクト、ライフサイエンスベンチャー創出支援事業などの補助金、助成金などについてご説明くださいました。

発表資料は、以下よりご覧いただけます。

(PDF)坂本さん配布資料

 

・「経済産業省におけるバイオ・ヘルスケア産業創出に向けた支援策」

日村 健二(近畿経済産業局 地域経済部 バイオ・医療機器技術振興課 課長補佐)

 

続いて、日村様からは、大きく以下のテーマについてご説明いただきました。

1. 政府及び経済産業省のバイオ・ヘルスケア産業創出に向けた取り組み

2. 近畿経済産業局の取り組み

3. バイオベンチャーと投資家の対話促進研究会

4. 関係する支援策の紹介(平成29年度補正予算案、平成30年度予算案)

 

とても30分に収まる内容ではありませんでしたが、各テーマについてポイントを押さえられており、特に2.で説明された関西医療機器産業支援ネットワークや関西再生医療産業コンソーシアム、また4.の国が実施する医工連携事業化推進事業や研究開発型スタートアップ支援事業が、ベンチャーやこれから起業を目指す方々に有益ではないかと感じました。

発表資料は、以下よりご覧いただけます。

(PDF)日村さん配布資料

 

坂本様、日村様のご説明にありました通り、京都市や近畿経済産業局では、医薬品や医療機器等の研究開発のための充実した支援制度が多数ありますので、これからを有効に活用し、研究成果の事業化やベンチャーの成長を促進させていただければと思います。

 

次回の交流会は2/15(木)です。スウェーデン発スタートアップ企業、CELLINK社よりCEO、CTOをお招きし、同社が専門としているバイオインクや3Dバイオプリンティングのワークショップを開催いたします。ワークショップでは、実際にバイオプリンターに触れていただきながら、創薬、細胞治療、再生医療などの研究分野で注目をされている3Dバイオプリンティングについてご紹介いただく予定です。

バイオプリンティングやCELLINK社との共同研究にご関心のある、学内およびイノベーションハブ京都入居企業の研究者・学生の方々は、奮ってご参加ください。

 

第5回イノベーションハブ京都交流会https://www.ihk.med.kyoto-u.ac.jp/news/?p=273

 

 

 

Recently POSTS
PAGE TOP