日時:2023年11月18日(土)13:00-16:00

会場:イノベーションハブ京都(医薬系総合研究棟)
   3階セミナー室

対象:学内(教職員・大学院生)、HiDEP受講生

講師:泉晃先生

SREホールディングス株式会社(常務執行役員CDO)、

株式会社TENNE(取締役CDO)、

一般財団法人医療情報共有機構(理事)、

琉球大学医学部先端医学研究センター (特命准教授)、

京都大学大学院医学研究科

内容:医療AIとRWD活用

泉先生をお招きして、医療AIとRWDの活用に関する講義とハンズオンを行いました。講義では、多くの事例を挙げて、網羅的かつわかりやすく解説いただきました。ハンズオンでは、ブラウザから直接Pythonを記述・実行できるサービスであるGoogle Colaboratoryを利用して解析を行いました。RWD解析では、MIMICデータ(Bostonの病院に入院する患者の匿名化されたDBで、臨床検査値や薬剤、バイタルなど包括的なデータを含む)の公開部分を用いて演習を行いました。また、LLM(大規模言語モデル)ハンズオンでは、ChatGPT(gpt-3.5)のAPI(Application Programming Interface)実装の演習を行いました。

1.医療系AIとRWD活用の最新事例

 ・製薬・医療においても、 AI・データサイエンスは、効

  率化や価値向上を促進

 ・R&D領域における、AI・データサイエンスのアプロー

  チ例

 ・RWDにより予防から治療まで幅広く利活用が可能とな

  る

 ・製薬領域におけるAI・データの利活用例

 ・AI創薬により、医薬品の研究開発効率化、コストを削

  減、成功確率向上の可能性

 ・製薬企業による医療データベースの主な活用例

 ・海外におけるゲノム・RWDのプラットフォーム化と活

  用例 

 ・諸外国における「医療情報の利活用ルール」等

 ・医療・製国内のバイオバンクの現状

 ・医療・製薬のRWDの集積・活用に関する現状と課題

2.RWD解析ハンズオン

3.生成系AIの概要

 ・生成系AIの特徴、概要。画像生成AI

 ・生成系AIのビジネスインパクト、職種別(国内)の認知

  度と意識

 ・LLMの主な流れ

 ・日本企業でのChatGPTの使用状況(2023.2.15)

 ・ChatGPTの特徴、技術要素、プロンプト

 ・ChatGPT / LLMの課題

 ・AIガバナンス・エコシステム(日本ディープラーニング

  協会)

 ・生成AI利用ガイドライン(日本ディープラーニング協

  会)

4.LLMハンズオン

以上、参加者の中にはこの領域の経験が浅い方もいらっしゃったかもしれませんが、一方で、医療AIにご関心をお持ちの方や医療AIの開発に挑戦したい方にとっては、現状や課題を知り、AI解析を経験する貴重な機会になったと思います。

                                                以上

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