2024.03.11
HiDEPセミナー/第80回IHK交流会の実施報告です。
日時:2024年3月7日(木)18:00-19:00
会場:イノベーションハブ京都 3階セミナー室
対象:オープン(学内外の学生、研究者、企業の方など)
講師:合田公志郎先生
(株)MBR 取締役(知財担当)
(株)AND(機械系ベンチャー)技術顧問
小胞体ストレス研究所(株)(徳島大発ベンチャー)
取締役(知財担当)
特許庁委嘱事業 知財戦略デザイナー(鳥取大学担当)
内容:失敗事例から学ぶ:創薬ベンチャー編
今回のご講演では、うまく成長していない創薬ベンチャーに注目し、それらの事例から学ぶべき点について、以下の内容に沿ってお話しいただきました。
・創薬ベンチャーについて
(役割、課題、経営資源の重要性)
・マスコミに登場した創薬ベンチャーの現在
(iHeart Japan、ツーセル、クオリプス、メトセラ)
・創薬ベンチャーの経営資源(人・物・金)の課題解決の
ために
・創薬ベンチャーのケース・スタデイから学ぶこと
・創薬ベンチャーを作って失敗しないために
a)ベンチャーの経営資源(人・物・金)の内容(実体)と
準備準備状況を熟慮すること。
b)ベンチャーで勝負する期間を設定する
c)資金調達のリスクを考える
d)ベンチャー設立時には次の覚悟を持つことが望ましい
①ベンチャーの経営資源(人・物・金)にも、
賞味期限を考える必要がある。
②研究者がベンチャーを作る時に覚悟することは、
失敗を予想して、それを想定してベンチャーを作る
ことである。
以上、豊富なご経験と整理された情報をベースにした貴重なアドバイスをいただき大変感謝しています。今回の講演は、起業を目指す方やベンチャー経営者、新規事業を担う企業の方々にとって、貴重な学びの機会となったと思います。