2024.08.19
【8/10】HiDEP24 講義編を実施しました。
日時:2024年8月10日(土)13:00-17::00
会場:オンライン(Zoom)
①13:00-15:00
講師:白形由美子 先生
知崇国際特許事務所 弁理士
内容:知的財産入門
②15:00-17:00
講師:大津寛淑 先生
SMBCベンチャーキャピタル(株) 投資戦略部 部長
内容:ベンチャーファイナンスの基礎
①白形先生講義
先生は研究者としてのご経験をお持ちであり、特許庁で特許審査官を務められた後、現在は特許事務所の弁理士として活動されています。主な業務内容としては、大学や企業の特許出願支援、先行技術文献の調査、企業における知財教育、中小企業の発明相談などです。
今回は以下の内容について、実例を交えながら詳しく解説していただきました。
1.知的財産権とは
1)知的財産権とは
2)知的財産権取得までの手続き
2.スタートアップの知財戦略
1)特許情報の活用
2)知財戦略
3)スタートアップが利用できる施策
Q&Aセッションでは、特許の発明貢献の判断基準やその考え方、アイデアのみの特許に関する見解、AIを含む特許出願の留意点など、さまざまな質問が出されました。
以上、メンバーの中には特許にあまりなじみがなく、多少、消化不良に感じた方もおられるかもしれませんが、質問があれば講義後であってもお答えいただけるとのことでした。今後のHiDEP演習において疑問が生じた際には、ぜひ先生にご支援をお願いしたいと思います。
②大津先生講義
先生は、ベンチャー支援や産官学によるオープンイノベーションシステムの構築に携わって来られ、現在は渋谷のスタートアップ先端拠点「SMBC Startup Hub」のセンター長として活躍されています。またHiDEPに対しても初期から継続して支援していただいています。
今回は以下のアジェンダに沿って、丁寧に解説していただきました。
1.起業の環境
・起業とは
・最近の起業環境について
2.起業に際して必要な事、気をつける事
・何を目指すのか
・大事な3要素
・必要なもの
3.事業計画について
・必要性
・事業計画数値(BS/PL/CF他)について
・事業計画5つのポイント
4.ベンチャーの資金調達方法と留意点
・ベンチャーの成長モデル
・資金調達の方法
・資本政策
5.まとめ
・起業の必要性
・Hidepを通じたチャレンジの有効性
Q&Aセッションでは、銀行の投資判断の材料やデジタルヘルス関連スタートアップの動向などについて質問が出されました。
以上、ベンチャー成功の鍵やファイナンスに関する考え方と具体的な作業について、幅広く、非常に内容の濃い解説を行っていただきました。
以上