2024.09.03
【8/31】HiDEP24 演習編を実施しました。
日時:2024年8月31日(土)13:00-17:30
会場:Zoomオンライン
(台風のためオンサイトから変更)
内容:
・講演1 瀧 宏文 先生
(株)マリ CEO, CTO & FOUNDER
「ニーズ起点の医療機器開発」
~Stanford Biodesignからの起業~
・講演2 所 哲哉 先生
サナメディ(株) マネージャー
「医療機器開発の実際」
~事業化支援の経験から考えるポイント~
・中間発表
メンター:瀧先生、所先生、内海先生
瀧先生の講演
瀧先生はスタンフォードバイオデザインに在籍され、デザイン思考に基づく医療機器開発を学ばれました。その後、2017年に睡眠時無呼吸症候群の治療機器等の開発、製造、販売を手がける株式会社マリを起業されました。講演では、スタンフォードバイオデザインによる医療機器開発の特徴やメリットとデメリット、医療ニーズの探索方法、バイオデザインフェローのチーム編成、技術ソリューションの開発手法、専門医のサポート、収集したニーズの評価、資本政策の重要性などについて、瀧先生の経験を踏まえて丁寧に説明していただきました。質疑応答では、起業後の大企業との連携の是非、人材確保の方法等について質問が行われました。
所先生の講演
昨年に続いて、サナメディ株式会社(旧・株式会社日本医療機器開発機構)で事業化の支援を担当する所先生に、「事業化支援の経験から考えるポイント」について、以下の内容に沿ってご講演いただきました。
• 医療機器の事業化プロセス
• 事業化において直面する課題
- 売上見込みの低減
- 採算性確保の難しさ
- 体制構築の難しさ
• プログラム医療機器の開発における課題
• 医療機器スタートアップの海外展開
質疑応答では、保健収載の戦略、海外展開の留意点、VC目線での資金収益化の考え方などについての質問が出されました。
中間発表
4つのチームがそれぞれビジネスアイデアの中間報告を行いました。各発表に対してメンターの先生方から評価やさまざまな質問やアドバイスがなされ、有意義な発表の機会となりました。9月21日の最終発表では、今回のアドバイスを踏まえてさらにブラッシュアップされた提案がなされることを期待しています。
以上