近年、医療機器開発の領域において、AI(人工知能)の活用は製品の付加価値を決定づける極めて重要な要素となっております。しかしながら、その重要性が叫ばれる一方で、医療の専門的な文脈に即した質の高いAI教育の機会は依然として乏しいのが現状です。

 既存のAI関連セミナーの多くは、個人の生産性向上やマーケティング応用など、汎用的な内容が中心です。これらは医療機器開発のような、高い専門性と倫理性が求められる分野のニーズに十分応えられるものではありません。小手先のテクニックはAI自体の進化と共に陳腐化しやすく、長期的に役立つスキルとはなり得ません。

 そこで本企画では、将来にわたって価値を持ち続ける普遍的なAIスキルと、AIを「パートナー」として捉えるマインドセットの育成に焦点を当てます。参加者がAIの可能性を正しく理解し、自身の研究や開発へ主体的に応用できるようになるための、実践的な学びの場を提供します。

 ワークショップの目標
●実際の医療機器開発において、自分で生成AIを活用できる基本スキルを身につける。
●プロンプトエンジニアリングの基礎理論を理解し、医療分野の具体例を通して実践的に応用する能力を養う。
●簡単なWebアプリケーションの構築体験を通してAIラーニングのプロセスを体感し、今後の研究開発や事業化を迅速に進めるための素地を作る。

ご参加を希望される方は、下記フォームよりお申込みください。
【募集期間】~11月3日(月)
【申込みフォーム】https://forms.gle/zEcFjoCCc814PCTB7

【日時】11月8日(土)10:00~17:00

【対象】オープン(学内・学外)

【定員】15名程度

【場所】
イノベーションハブ京都(医薬系総合研究棟)3階セミナー室
アクセス:https://www.ihk.med.kyoto-u.ac.jp/access

【参加費】無料

【主催】
 京都大学医学研究科「医学領域」産学連携推進機構

【共催】
 京都大学医学部附属病院先端医療研究開発機構

【講師】原陽介先生
 株式会社ヘルスケアビジネス総合研究所 代表取締役
 株式会社ライフトゥデイ 代表取締役
 神戸大学大学院医療創成工学専攻 特命准教授
 東北大学大学院医工学研究科 非常勤講師
 東北大学病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 非常勤医師
 ジャパンバイオデザイン アシスタントファカルティ
略歴:医学博士(東北大学)、耳鼻咽喉科専門医。東北大学医学部医学科卒業後、耳鼻咽喉・頭頸部外科に入局。仙台市、気仙沼市、福島県いわき市などで病院勤務を経験。2016年にジャパンバイオデザイン・フェローシッププログラムを修了し、2018年に(株)ライフトゥデイを創業し代表取締役に。日本耳鼻咽喉科学会、日本嚥下医学会、日本耳科学会などに所属。

※本イベントは、AMED「優れた医療機器の創出に係る産業振興拠点強化事業」のご支援を受けています。

【お問合わせ先】
 mail@ihk.med.kyoto-u.ac.jp
(イノベーションハブ京都事務局)

2025/11/08 AI活用ワークショップpdf
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