Johnson & Johnson Institute

http://www.jnj.co.jp/group/profed/

 

まず施設長の後藤肇克様からJohnson & Johnson Instituteについてのご説明がありました。同施設は、医療従事者向けに最先端医療機器の適正な操作を訓練するための場を提供しており、病院の手術室や検査室を再現した環境で医療機器の操作を習得する実践的なトレーニングが行われており、国内外から幅広い診療科の医療従事者が年間1万人以上訪れているとのことです。医療従事者へのトレーニングの提供を通して、医療機器の適正な使用を推進し、患者さんが高度な医療をより安全に受けられるようになることを目指しています。

続いて、佐藤智子様(事業戦略部・開発部 ディレクター)より、JLABSについてご説明いただきました。JLABSは、同社のインキュベーション施設で、製薬、医療機器、デジタルヘルスなどの領域のアーリーステージのベンチャーを対象にしており、入居できればJohnson & Johnsonから種々の支援を受けることができます。同社は、オープンイノベーションを戦略上の最重要事項に位置づけており、この施設を通して、将来パートナー先になりうるベンチャーを初期段階から発掘することを狙っています。世界11拠点にありますが、そのうちの1つはTexas Medical Center内にあり、ここに位置することで、周囲の病院にいる医療従事者との連携が進めやすく、オープンイノベーションの促進が期待できます。

 

JLABS

https://jlabs.jnjinnovation.com/

 

Texas Medical Center

http://www.tmc.edu/

 

佐藤様のご説明が終わり、いよいよ施設見学です。ご案内してくださったのは、昨年度HiDEP受講生の豊川哲生様(R&D マネジャー)。このような形で再開でき、ご協力いただけるのは、HiDEP企画・運営している者としては、とても嬉しいです。

見学内容は、循環器領域手術実習、CT・アンギオ室見学、整形外科手術関連機器の紹介、外科系手技(開腹・腹腔鏡)実演・ハンズオン。たくさん写真や動画を撮影したので、ぜひともご覧いただきたいのですが、残念ながらCONFIDENTIALで掲載不可とのことでした。言葉では施設の充実度、素晴らしさの10分の1も表現できないのですが、さすが世界一の医療機器メーカーJohnson & Johnsonのトレーニング施設でした。VRを使ったトレーニング機器など、体験していると時間忘れそうになります。

見学の後は、振り返りです。見学中に後藤様や豊川様を始め、スタッフの方々が丁寧にご説明くださったので、皆、満足気でした。Johnson & Johnsonと京都大学は、先日包括的提携をしましたので、HiDEPにおいても、両者にとって良い形で連携できればと思います。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン イノベーションと京都大学 早期研究シーズの発掘・育成を目的とした 非独占包括的提携の覚書を締結(2018/7/2)

https://www.janssen.com/japan/press-release/20180702

 

長時間に渡り、ご対応いただきました後藤様、豊川様、スタッフの皆様、誠にありがとうございました。たくさんの刺激を受けることができました。今後のHiDEP活動に活かしていきたいと思います。

 

HiDEP

https://www.ihk.med.kyoto-u.ac.jp/program

 

 

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